Photontan’s blog

音楽や映画に関して思ったことや気づいたことを綴ります。

三宅精一を称える点字ブロックDoodleのデザインの謎

Doodleは、

祝日や記念日、有名な画家や先駆者、科学者の生誕などを祝うため、斬新で楽しく、また時には自由な手法で Google のロゴ マークをアレンジしたものです。 (Google Doodlesより引用)

たまにGoogleの検索画面のロゴマークが普段と違うときがありますが、そのいつもと違うアレンジをDoodleといいます。

2019年3月18日(月)のDoodleは点字ブロックの発明者三宅精一を称えるデザインになっています。普段目にする黄色の点字ブロックのドットの色を変えることでGoogleという文字を表現しているのですが、よくよく見てみると不思議な点があります。ブロックの1マスは5x5の点で構成されています。素直に考えると、1マスに付き1文字ずつ「G」から「E」まで表せばいいのですが、実際のデザインは、マス目を飛び出して(左に1列ずれて、上に1行拡大)います。1文字に使われる点が5x6となっているせいで、Eがいびつになってしまっているのがわかると思います。

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Doodleを解説している公式ページの説明に載っている 2枚のドラフトでは、1マスにつき1文字ずつ当てはめられたデザインが使われています。

Celebrating Seiichi Miyake

このことから、はじめは1マスにつき1文字表していたと予想されます。意図的にずらしたことは間違いないのですが、一体なぜなんでしょうか。

仮説1

1マス1文字だと、溶け込み過ぎて文字だと認識しにくいから。ドラフトの「GOOGLE」の文字をみると(色が塗られてないとはいえ)、収まりが良すぎて、文字があまり目立っていません。一方、本デザインは、マス目からずれていて、しかも縦に1行伸びている分文字が見やすくなっています。

仮説2

単なるミス。これは99.9999%ありえないでしょう。ドラフトの段階で1マス1文字だったものを不自然に変えたことに気づかない訳がないです。

仮説1以外考えられませんが、別の理由がある or 真相を知っている方がいたら教えてください。